センター長ご挨拶

ご挨拶

大阪急性期・総合医療センター
心臓血管センター長 山田貴久

　当センターのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。大阪急性期・総合医療センター　心臓血管センター長の山田貴久と申します。私は、現在のセンターの前身である「心患専門診療科」が大阪府立病院（現在の大阪急性期・総合医療センターの前の名称）にあった1987年より勤務しており、当センターとともに日々診療・臨床研究に従事してまいりました。

　近年医療界では、多職種の医療者が互いに連携して患者さんの治療を行う「チーム医療」の重要性がうたわれていますが、当センターではその当時より心臓内科と心臓血管外科が密に連携しながら治療を行ってきた歴史があり、両科とその他の関連診療科/コメディカルからなる「ハートチーム」が既に出来ておりました。良好なハートチームの形成は患者さんの予後を改善しうることは言われておりますが、実際、当センターでの治療を受けた患者さんの救命率は他の病院よりも高いことがわかっております。さらに、このハートチームのおかげで、最近の高度で複雑な低侵襲医療（経カテーテル的大動脈弁置換術（TAVI）や経皮的僧帽弁形成術（MitraCliｐ）など）を比較的容易に導入することができております。一方、刻々と変化が速い日々の循環器診療の中で、患者さんより得られた新知見に関しては絶えず世界に向けて発信しております。

　当センターでは、人の心を大切にする、信頼される質の高い医療の提供を第一に掲げており、患者さんの立場に立ち、最新でかつ高度な循環器専門医療を安全に提供していきますので、今後とも当センターをご利用して頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。

大阪急性期・総合医療センター
心臓血管センター長
山田貴久