植え込みデバイス外来

植え込みデバイス外来

植え込みデバイス外来(ペースメーカ外来)の業務内容

 当センターでは、毎週水曜日午前と木曜日午後に心臓植え込み機器の外来管理を植え込みデバイス外来で行っております。近年心臓植え込み機器は急速に進歩し、ペースメーカだけではなく、致死性不整脈に対する治療器具である植え込み型除細動器、あるいは失神や脳梗塞の原因となる不整脈を検出するための植え込み型ループレコーダーなどさまざまな機器が臨床利用されております。不整脈およびそれらの機器(デバイス)に精通した不整脈専門医と臨床工学技士が外来にあたらせていただいております。

取り扱いメーカーおよび機器

 当センターで取り扱っているメーカーはメドトロニック社、アボット社、日本光電社、ボストンサイエンティフィック社、バイオトロニック社、マイクロポートCRM社(旧ソーリン社)のデバイスを取り扱っております。治療機器としては通常のペースメーカだけでなく、両室ペーシング植え込み型除細動器・皮下植え込み型除細動器リードレスペースメーカに対応しております。また心臓モニタリング機器として、植え込み型ループレコーダーも取り扱いをしております。

デバイス外来の業務

 半年から1年毎に患者さんや植え込みデバイスの状態に合わせて外来通院していただき、ペースメーカの電池残量やリード状態(断線や回路のショートの有無)、心臓不整脈イベントの有無を確認しております。電池残量がわずかになった場合には、電池交換の手術予定を調整しております。心臓の状態に変化が疑われるときには必要に応じて採血やレントゲン写真、心臓超音波検査などを適宜おこないます。

遠隔モニタリングの管理

 近年通信技術の発達により、患者さんの植え込みデバイスの情報を自宅にいながら病院で確認することが可能となりました。これにより危険な不整脈の前兆や植え込みデバイスの不具合を早期に発見することが可能となり、患者さんの長期予後改善につながることがわかってきております。当センターでも遠隔モニタリングを積極的に導入し、患者さんの一層の健康に貢献したいと考えております。

MRI/CT撮影や電磁放射線治療、手術時の対応

 植え込みデバイスを装着された患者さんが、MRIやCTなどの検査および電磁放射線治療、電気メスを用いた手術を受ける際には、安全に検査・治療ができるよう対応させていただいております。不安な時はいつでもご相談ください。

各種診断書の発行

 植え込みデバイスを装着された患者さんは、身体障がい者手帳の発行や障害者年金、運転免許証の更新時に各種診断書・証明書が必要となります。必要な方はいつでもお気軽にご相談ください。

担当医表

 
午前 川崎 上田/坂本
午後 - -