遠隔モニタリング

遠隔モニタリングとは

遠隔モニタリングシステムとは、自宅などの医療施設から離れた場所から、専用の送信機をつかって、電話回線などを通じて、ペースメーカやICD、CRT-Dなどの植え込み型機器の情報を医療施設へ送ることができるサービスです。

遠隔モニタリングシステムの有用性

ペースメーカなどの植え込み型機器は患者様の不整脈の情報を本体に記録しています。従来は3か月から6か月毎の定期受診時にその情報をプログラマーという機械を用いて確認することしかできませんでした。重篤な不整脈が出た場合も患者様の自覚症状がなく受診しなければ定期受診まで確認することはできませんでした。また、頻度は低いのですがペースメーカ本体やリードに異常が生じた場合も定期受診まで確認することはできませんでした。

遠隔モニタリングシステムは1日1回自動的に植え込み型機器の情報を医療施設へ送ることができるシステムです。このシステムにより重篤な不整脈や植え込み型機器の異常を早期に発見できるようになりました。しかしながら、異常が認められれば瞬時に情報を医療機関に送るシステムではありませんので、患者さん自身も定期的に検脈を行うことや異常を感じれば早めに医療機関を受診することをお勧めいたします。

文責 渡部